朝市に支援の輪…若者が清掃ボランティア

update 2011/3/15 10:17


 東日本巨大地震で冠水被害に遭った函館朝市(若松町)の復旧作業に、地元の若者がボランティアで清掃に協力している。「一日でも早い復旧を」と、札幌有朋高校の通信教育を受ける市内栄町在住の宮本真人さん(24)を中心に、13日から大学生も参加。宮本さんは「自分にできることはたくさんあるはず。お役に立ちたい」と力を込める。

 函館で震度4を観測した11日、宮本さんは母や付近住民らと市役所で一夜を明かした。市職員が市民一人一人に声を掛け、徹夜で付き添ってくれた姿が印象に残り、「以前から地域や誰かのために何かをしたいと思っていた。行動を起こそうと決めた」(宮本さん)。12日に帰宅すると友人らに活動参加を呼び掛け、地元の高校・大学生らが10人ほど集まった。

 14日は午前9時から作業開始。鮮魚店や飲食店の商材、什器(じゅうき)、段ボール箱などを手際良く運び出した。同11時半ごろには市職員から「沖の潮位が上がった。海岸に近付かないで」との一報があり、周辺が一時混乱したため休止。15日午前から再開するという。

 支援の輪に加わる道教育大函館校2年の嵐田里海さん(20)は「困っている人の助けになりたい」と意気込む。宮本さんは「朝市は函館の顔。協力できる人はぜひ参加を」と呼び掛けている。参加申し込みは宮本さんTEL090・6216・5105。

提供 - 函館新聞社


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