高陽市で口蹄疫発生、24日の姉妹提携延期

update 2010/12/21 11:31


 函館市は20日、今月24日に予定していた韓国・高陽(コヤン)市との姉妹都市提携調印を延期すると発表した。高陽市内の牛農家で家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)発生が確認され、崔星(チェ・ソン)市長らが来函できなくなったため。市は調印式の日程を未定とする一方、「調印する方針に変わりはない」としている。

 市などによると、高陽市内の牛農家1戸で20日、口蹄疫の陽性反応が確認された。市には19日夜、同市から「口蹄疫発生の疑いがあり、崔市長らが対応に当たるため来函できない」旨の電話連絡があった。

 韓国国内では今月、各地で口蹄疫が相次いで発生。高陽市が位置する京畿(キョンギ)道でも今月15日に3カ所で牛、豚に発生するなどまん延している。

 市は当初、崔市長ら関係者14人が23日に来函し、24日午前11時半から函館国際ホテルで調印式、その後記念祝賀会や、はこだてクリスマスファンタジーの点灯式参加などを予定していた。市の平沢輝茂企画部次長は会見で「事情が事情なので仕方がない。対応を優先していただくことが大事」と話し、今後両市間で情報共有しながら、具体的な調印時期を決めるとした。

 市は延期決定を受け、市内の公共施設などで掲示を進めていたPRポスターの掲示を中止し、国際課職員らが対応に追われた。ポスターは600枚印刷し、24日の調印を明示していただけに、同課は「日にちを上から貼り直すか、新たに作り直すか検討したい」としている。

 また、24日午後2時から同ホテルで函館空港振興協議会が開く「韓国観光フェア」は予定通り実施。ラジオDJによるトークショーや、高陽の紹介ビデオ上映などを行う。市が来年1、2月に市役所と中央図書館で予定する提携記念展示も行う方針。

提供 - 函館新聞社


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