海老沢氏に「名誉市民」…北斗市第1号

2010/12/17
 【北斗】北斗市は15日、前市長の海老沢順三氏(78)に「名誉市民」を授与することを明らかにした。同日開かれた市議会第4回定例会で、名誉市民条例の制定が可決されたことに伴うもので、海老沢氏が第1号となる。授与式は来年2月1日を予定している。

 同条例は合併前の旧大野町で制定しており、端本市三郎氏、吉川清之助氏の元町長2人に名誉町民の称号を贈っていたが、旧上磯町に条例はなく、両町の合併協議の際に制度化を検討していた。

 海老沢氏は旧上磯町出身。1975年、当時の町議会事務局長から町長選に出馬し初当選、連続8期務めた。隣接する旧大野町との合併を主導し、2006年2月に北斗市が誕生。新市誕生に伴う同年3月の市長選で、三つどもえの戦いを制して初代市長に就任、通算9期35年にわたり首長を務めた。

 高谷寿峰市長は、この日の市議会本会議で「政治理念や地方自治に傾けた情熱と功績はもちろん、初代市長として市が豊かな未来へと進む礎を築いた」と授与の理由を説明。市議会は全会一致で同氏の推挙に同意した。

 市は来年2月1日に行う市功労者表彰式に合わせ、名誉市民授与式を開く考え。

提供:函館新聞社

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