「坂本龍馬像」除幕式に600人

update 2010/11/16 10:22


 北海道坂本龍馬記念館(函館市末広町8)の開館1周年を記念し、同館向かいに建立された「坂本龍馬像」の除幕式が14日、開かれた。関係者ら約600人が出席し、幕末志士の開拓精神が表現された銅像の完成を祝った。

 坂本家9代目当主坂本登さん(73)が実行委員長を務める「函館に坂本龍馬像を建てる会」が建立計画を具体化。長崎市の龍馬像を手掛けた彫刻家の山崎和國さん(75)が製作した。1700万円の建設費用のすべては市民らからの募金でまかなわれた。

 像の高さは台座部分が2・5メートル、銅像部分が3・5メートルの計6メートル。「たとえ一人でも開拓を…」という強い精神を天高く指す右手で表現し、左手には国際法律書「万国公法」を持ち、常に先を見据えて行動した龍馬を象徴するデザイン。

 除幕式では、修拔(ばつ)式の後、来賓ら11人が像の除幕を行い、姿が現れると大きな拍手が起こった。制作と像を寄贈した山崎さんには、三輪貞治同館長らから感謝状が贈られた。函館青柳小、函館潮見中、函館西高校それぞれの吹奏学部が「龍馬伝のテーマ」などを披露し、式を盛り上げた。

 坂本さんは「蝦夷地開拓は成し遂げられなかったが、龍馬の像がゆかりの地、函館に建立されたことはとてもうれしい。函館の新たなシンボルになってくれれば」と話していた。

提供 - 函館新聞社


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