函館公園動物舎が開園 3日から記念イベント

2010/4/2
 施設老朽化のため2008年6月から閉鎖されていた、函館公園内(函館市青柳町)の動物舎が1日、約2年ぶりにオープンした。あいにくの雨模様だったが、開場を待ちわびた市民らが少しずつ来場。真新しい施設や新たに飼育される愛らしいミニチュアホースやシマリスに見入った。

 動物舎整備の総事業費は3億6000万円で、敷地面積は0.5ヘクタール。新たに同公園全体を管理するビジターセンターを新築したほか、障害者やお年寄りも舎内を移動しやすいようスロープを設け、動物との“ふれあいゾーン”も新設した(共用は6月以降の土・日曜を予定)。

 この日は悪天候のため、ふれあいゾーンで飼育されるミニチュアホースは厩舎から外に出なかったが、ドアが開放され眺めることは可能で、足を止めて見入る来場者の姿が目立った。また同センター1階には、鳥やシマリスなどを飼育する動物ゲージが新たに設置され人気を集めていた。また1992年まで同動物舎で飼育されたヒグマ「花子」のはく製も展示された。

 開園を楽しみにしていたという函館北中2年の奥田航平君(13)は「前と違いすごくきれいになった」と話し、双子の薫海君(13)は「ガラス張りで動物がとても見やすい」と満足していた。

 3、4日にはオープン記念イベントを開催。両日とも先着100人には花苗などがプレゼントされる。問い合わせは同公社TEL0138-40-3605。

提供:函館新聞社

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