北斗中央―富川IC開通…函館江差道 

2009/11/15
 【北斗】函館開発建設部が建設を進める高規格道路「函館・江差自動車道」の北斗中央インターチェンジ(旧上磯IC、北斗市中野通)―北斗富川IC(同市柳沢)間4.6キロが14日午後1時、開通した。供用区間の延長は約6年半ぶり。国道228号とも直結し、道南の高速交通ネットワークがまた一歩広がった。

 供用開始に先立ち、市総合文化センターで開通式が行われ、国会議員や道議、自治体関係者ら約100人が出席。北斗市の海老沢順三市長が「近隣都市間の交流が盛んになり、物流の効率化や生活機能の向上など波及効果を期待している」とあいさつし、江差までの早期開通を訴えた。

 式では逢坂誠二衆院議員、中川義雄参院議員らの祝辞に続き、函館開発建設部の木村邦久部長が工事を報告。この日は荒天のため、開通区間上で予定されていたテープカットが同会場で行われた。正午すぎには関係車両約100台が北斗中央ICから北斗富川ICまで走り初めし、開通を祝った。

 函館・江差自動車道は、函館IC(函館市石川町)から北斗、木古内、上ノ国を経て江差までを結ぶ全長約70キロ。暫定片側1車線で、最高速度は70キロ。当面は通行無料。函館IC―北斗富川IC間の所要時間は現行より約5分短縮する。北斗富川ICから先は茂辺地IC、木古内ICまでの事業化が既に決まっている。

提供:函館新聞社

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