函工2年生2人が「測量士補」合格

 函館工業高校(昆野茂校長)環境土木科2年生の大久保公一郎君(17)と工藤尚也君(16)が、このほど行われた「測量士補」の国家試験に見事合格した。合格率25%の厳しさだったが、地道な努力が実を結び、2人や関係者は喜んでいる。

 測量士補は測量士の作る計画に従って測量を行う。試験は国土地理院が実施し、今年は5月に札幌など全国14カ所で行われた。1万520人が受験し、2704人が合格。内容は水準、写真測量などの知識や技術を問う計算・文章問題計28問で、同校によると時代の変化で今年から「汎地球測位システム測量(GPS測量)」など範囲が広がり、難易度は増したという。

 2人は就職に有利として、入学当初からさまざまな資格の取得に励んでいる。今回の試験に向けては昨年11月から週3、4日の補習を続け、休日も自宅で勉強に励んできた。

 工藤君は「思ったより出来なくて不安だった。合格を知った時は本当にうれしかった」と振り返り、大久保君は「1週間前に風邪を引いたけど工藤君にワークシートをもらって勉強した。合格は自分の頑張りと工藤君のおかげ」と話している。

 2人は11月に神奈川県で行われるものづくりコンテスト全国大会測量部門にも出場する予定で、今後も多くの国家資格の取得者に贈られる「ジュニアゴールドマイスター」を目指して各種試験に挑戦するという。

update 2009/8/28 13:18
提供 - 函館新聞社


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