観客一体 感動の閉幕…野外劇閉幕

 国の特別史跡・五稜郭跡(五稜郭公園)の特設ステージで演じられていた、NPO法人市民創作「函館野外劇」の会(フィリップ・グロード理事長)主催の第22回公演「星の城、明日に輝け」の最終公演が9日夜、開かれた。客席は約1500人で満員となり、函館の歴史絵巻を楽しんだ。

 今年は7月3日開幕。函館開港150周年を祝い、ペリー提督来航からの開港シーンを華やかにし、文明開化の場面では、男爵いもの生みの親として知られる川田龍吉男爵が愛用した日本最古の自家用車「ロコモビル」の複製が初登場するなど話題を呼んだ。今月7日には1988年の第1回公演からの入場者が延べ20万人に達した。

 フィナーレには出演者全員が舞台へ登場。テーマ曲「星のまちHAKODATE」を、観客とともにペンライトを振りながら合唱。華麗な花火の打ち上げとともに幕を閉じた。同会の寺坂伊佐夫副理事長が「今年は雨天の影響で当初予定していた11回公演から8回公演へ変更したものの、最終週の3日間は大盛況で9000人以上が来場者があった。市民や観光客、ボランティアのキャストやスタッフのおかげ。来年も皆さまとここでお会いしましょう」とあいさつした。年間の入場者数が1万人を割り込んだのは4年ぶり。

 来場した函館市日吉町の山本百絵さん(59)は「これだけの舞台をボランティアの人たちで支えるのは大変だろうが、これからも続けてほしい」と話していた。

update 2009/8/10 10:12
提供 - 函館新聞社


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