復元「北前船」入港…みちのく丸

 青森市で復元された北前船「みちのく丸」が9日、函館開港150周年記念事業のメーンイベント「ドリームボックス150」の会場、函館港「緑の島」に接岸し早速、市民らに一般公開された。

 同復元船は全長32メートル、幅8・5メートル、帆柱までの高さ28メートル。北前船は江戸時代から明治時代にかけて、日本海を大阪から本道まで結んだ輸送船で、みちのく丸の船型は1本の帆柱と大きな横帆をあげて帆走する大型和船「千石船」。2005年に、みちのく北方漁船博物館財団(青森市)が復元し、同博物館に係留・展示されている。昨年のNHK大河ドラマ「篤姫」のロケにも使われた。

 開港150周年と、「青函ツインシティ」提携20周年を記念し、16日までのメーンイベント開催中、緑の島で一般公開される。

 接岸後のセレモニーでは、函館市の谷沢広副市長の歓迎あいさつの後、青森セーリングクラブの若井敬一郎会長が「これからも積極的な青函連携に取り組む」とした青森市長のメッセージ文を読み上げた。

 大勢の市民が船内を見学し、先着順に青森県産リンゴ1個がプレゼントされた。函館市東川町の中村俊彦さん(68)は「すべて手作りと聞きびっくり。昔の人の技術の高さを改めて感じた」と話していた。

update 2009/8/10 10:12
提供 - 函館新聞社


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