函館開港150周年事業、ライブチケット売り上げ低調

 函館開港150周年記念事業(同事業実行委主催)のメーンイベント「ドリーム・ボックス150」の催しの一つで、函館港「緑の島」野外特設ステージで8月13日に開かれる「COP10スペシャルライブ」の前売券の売り上げが低調だ。同ライブは札幌出身のシンガーソングライター、大黒摩季さんや熱帯JAZZ楽団ら著名なアーティストが出演。数ある催しの中でも、同実行委(会長・西尾正範市長)が集客力を期待しているライブで、「ぜひ1枚購入を」と協力を呼び掛けている。

 COP10は生物多様性条約第10回締約国会議の略称で、名古屋市で来年、同会議が開催されることを記念してライブを企画した。記念事業のメーンイベントはさまざまな催しが予定されているが、特に同ライブは同実行委が窓口となって準備を進める肝いりのイベント。

 入場券は6月中旬から市内の松柏堂プレイガイド各店やローソンチケットで販売を始め、目標の1500枚に対し、24日現在、約600枚と4割にとどまっている。前売券はいす指定席3700円、立見2000円と、実行委がある程度負担する形で相場よりも安く設定したという。

 市民の反応は「アーティストは知っているが、函館でやるのは知らなかった」「平日で日程が調整つかないのでは」などの声が上がっている。メーンイベントを紹介するリーフレットが7月17日に全戸配布されたばかりで、今後発行予定の公式ガイドブックも完成しておらず、実行委の周知、宣伝活動が後手に回っている。

 ライブの開始時間は午後6時半で、屋外特設ステージで開かれる。ライブは大黒さんがボーカリスト&フリューゲルンホルン奏者のTOKUと、熱帯JAZZ楽団がフィリピン出身のジャズシンガー、マリーンさんと、それぞれ特別ユニットを組んで出演する。問い合わせは同実行委TEL0138・21・3493。

update 2009/7/26 11:28
提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです