タウン誌「街」初の展示会 創刊号から現在まで振り返る

函館のタウン誌「街」(発行人・西野鷹志さん)の編集室は、1962年の創刊号から現在までを振り返る初の展示会を18 ―24日まで、函館市末広町4の市地域交流まちづくりセンターで開催する。「街」は最新の夏号で523号を数え、43年間発行に携わった故木下順一さんの随筆や評論をはじめ、多くの市民が文章を寄せるなど長年にわたり親しまれている。初日午後3時からは朗読と講話のオープニングイベントが行われる。

 「街」は月刊タウン誌「函館百点」として62年に創刊。その後「月刊はこだて」を経て、79年に現在名に改名された。時代を少し辛口に批評した木下さんの「トーク・トーク」など多彩なコーナーを盛り込み人気を博したが、前立腺がんを患った木下さんが2005年10月に死去。同年2月に休刊していたが、編集仲間が翌年6月に季刊誌として復刊させた。

 このほど発行した夏号では、函館開港150周年にちなんだ対談第3弾としてロシア極東国立総合大函館校のイリイン・セルゲイ校長へのインタビューのほか、市民のエッセーも多数掲載している。

 展示会は「タウン誌街でたどる函館」と銘打ち、創刊号時代からこれまで発行した冊子520冊余りを並べるほか、カット絵や写真約10点、関連本なども展示する。オープニングでは過去の掲載内容から抜粋したエッセーなどを函館朗読奉仕会会員らが朗読するほか、郷土史家の近江幸雄さんが自身と街のかかわりなどを語る。入場無料。

 編集室スタッフは「朗読は声で時代の移り変わりを網羅したい。ぜひ一度足を運んで」と話している。問い合わせは編集室TEL0138・23・8870。

update 2009/7/17 13:31
提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです