魚長食品、回転ずし「函館まるかつ水産」が東京ミッドタウンに初進出

 鮮魚販売、ホテル経営などを手掛ける魚長食品(函館市豊川町、柳沢政人社長)は29日、市内で展開する回転ずし店「函館まるかつ水産」を東京・六本木の大型複合商業施設「東京ミッドタウン」(港区赤坂9)内にオープンする。初めての東京進出で、函館近郊で水揚げされた新鮮な魚介類を提供する。

 新店舗は「函館まるかつ水産東京ミッドタウン店」。店舗面積約105平方メートルの小型店で、東京ミッドタウン地下1階に出店。レーンに沿ったカウンター席、4人がけのボックス席のほか、半個室のテーブル席など計53席を設置。客単価を2500円に設定し、年商約2億円を見込む。

 同社は市内で回転ずし店を3店舗展開。このうち函館ベイ美食倶楽部(豊川町)内にある本店は観光客が約半数を占め、東京出店への要望が多かったという。新店舗のネタも約9割を函館で仕入れ、朝一番の便で空輸する。一部は函館でさばいて輸送することで物流コストも減らす。

 飲料水や米を炊くのに使う水も函館山の地下水を直送し、米、酢、しょうゆも函館の店と同じものを使う。同社の渡辺和輝専務は「函館の味や品質をそのまま提供できるよう徹底してこだわった。安くて手軽な回転ずしという業態で幅広い世代のニーズを取り込み、函館に来てもらうきっかけづくりにしたい」と話している。

 東京ミッドタウンは、旧防衛庁跡地を再開発し、2007年3月に開業。都内一の54階建てオフィスビル「ミッドタウン・タワー」(248メートル)がそびえ、約130店の飲食・物販店のほか、高級ホテルや美術館、賃貸マンションなど6棟が並ぶ東京・六本木の新名所。

update 2009/7/16 14:34
提供 - 函館新聞社


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