夏の夜に歴史絵巻き…野外劇開幕

 市民創作・函館野外劇の第22回公演「星の城、明日に輝け」(NPO法人市民創作「函館野外劇」の会主催)が3日夜、国の特別史跡・五稜郭跡(五稜郭公園)で開幕した。コロポックルのナレーションに合わせ函館の歴史絵巻が演じられ、観客約800人を魅了した。

 開演に先立ち、函館観光大使の歌手、平田まりさんが、新井満さんが作詞・作曲した野外劇のテーマソング「星のまちHAKODATE」などを歌い上げ、西尾正範函館市長が「全国から注目されている野外劇が大成功に終わるように祈ります」とあいさつした。

 劇は、高田屋嘉兵衛やペリー提督の来函、五稜郭築城など、幕末から明治維新後の歴史ドラマ。箱館戦争の場面では銃や大砲の爆薬音が響き、観客は圧倒された。今年は函館開港150年を記念し、開港シーンでのフラッグダンスの人数を増やし、舞台の隅々まで色とりどりの旗がひしめき、大いに盛り上がった。エンディングでは出演者と観客がペンライトを振りテーマ曲を歌い、会場が一つになって感動を分かち合った。

 毎年訪れるという同市湯川町の主婦、相川絹江さん(68)は「いつ来ても、興奮と感動の繰り返し。特に今年は華やかに見えた。舞台を支える裏方さんの苦労をねぎらいたい」と話していた。

 今年の公演は11回。4、10、11、17、18、24、25日、8月7―9日。開演は午後7時45分。問い合わせは同事務局рO138・56・8601。

update 2009/7/4 13:11
提供 - 函館新聞社


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