開港150周年式典、新たな函館の創造誓う

 函館開港150周年記念式典(函館市主催)が1日、関係者約1200人が出席して函館市民会館で開かれた。市民出演の舞台劇や小林亜星さん作曲の記念ソング「あれから そして今」を披露。先人が築いた歴史や文化を礎に、新たな函館を創造していく契機とすることを誓った。

 港とともに発展してきた国際観光都市らしく、中国の崔天凱駐日特命全権大使やロシア、アメリカ、オランダ、カナダの政府代表、高橋はるみ知事らが出席した。

 記念ソングは小林さんの指揮で、函館合唱連盟の約220人が歌い上げた。「赤い煉瓦(れんが)の倉庫群」「賛美歌聞こえる石畳」など、公募した言葉を歌詞に紡ぎ、軽快なテンポで函館の未来を開くことを歌い上げた。

 西尾正範市長は式辞で「開港により函館には多くの人々が夢と希望を持って集まり、異なる文化がとけ合う地となった。先祖が営々と築いた歴史と文化を大切に、函館の持つ良き気風を育て、開港200周年に向けてみんなで歩みを進めたい」と述べた。

 高橋知事も「先人が築いた歴史や財産を引き継ぎ、新たな魅力を創造し、まちが輝きを増して発展することを期待します」とあいさつした。

 オープニングで披露された舞台劇は、記念事業プロデューサーの岩堀恭一氏が手掛けた。刺激も活気もなく退屈な函館に「将来はない」と思っていた中学生4人が天啓を受け、函館に新たな魅力を加えるのは自分たちの役割であることに気付く。そして「夢と寛容な気持ちを持ち、未来に向けて進むことが大事」というメッセージを伝えた。

 「海の日」の周知や港湾振興などに尽くしたとして、市が日本海事広報協会の「海の日モデル地区」に認定され、西尾市長に豊島達理事長から認定書が贈られた。

 式典後は花びしホテルで祝賀会を開いた。

 開港記念事業は8月8日から16日まで緑の島で、メーンイベントの「ドリームボックス150」を開催。「食」「音楽」「スポーツ」をキーワードにさまざまなイベントを開催する。

update 2009/7/2 10:01
提供 - 函館新聞社


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