ホテル白樺が今月末で休館

 【七飯】大沼国定公園にほど近い七飯町東大沼31の温泉ホテル「ホテル白樺」(客室22室)が老朽化によるリニューアルのため、6月末で休館することが19日、明らかになった。経営する湯の浜ホテル(函館市湯川町1、金道太朗社長)は「設備の補修や改築を行い、2―3年後の営業再開を目指す」としている。

 ホテル白樺は、函館バス興産が1980年に開業。2001年3月から同社の会社清算に伴い、湯の浜ホテルが土地、建物を購入して経営を引き継いだ。鉄骨3階建てで、大浴場や100人収容の宴会場などを備え、「会合や宴会など地元客の利用も多かった」(同ホテル)という。

 建物は築30年近く経過し、特に配管類やエレベーターなど機械設備などの老朽化が目立ち始め、金道社長は「万が一事故があってからでは遅い。ただ、改修には億単位の費用がかかるため、今の経済情勢を踏まえても再投資する時期ではないと判断した」と話す。近年はピーク時に比べ宿泊客が3割程度落ち込んだことも追い打ちを掛けた。

 同ホテルは大沼湖畔の東大沼キャンプ場の北東約2キロにあり、自然豊かなロケーションも売りの一つ。金道社長は「6年後の北海道新幹線開業を見据え、田舎旅館のような特色のあるリゾート施設として再オープンさせたい」と話している。既に予約が入っている利用客のため、8月ごろまでは営業を続けるという。

update 2009/6/20 11:47
提供 - 函館新聞社


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