板倉氏、参院選へ意欲 民主党比例区 「私鉄総連と調整中」

 民主党道8区総支部幹事長で函館市議の板倉一幸氏(58)が、来年夏の参院選比例区に民主党から出馬する見通しとなった。本紙の取材に対し板倉氏は「私鉄総連から5月下旬に要請があり、調整中。正式決定はこの先だが、私自身、頑張らなければならないと思っている」と意欲を示している。

 関係者の話を総合すると、私鉄総連の組織内議員が勇退することとなり、私鉄総連の議員連盟の中から板倉氏の名前が浮上し、後継候補に絞られた。私鉄総連は旧社会党系の労働組合で、現在は社民党と民主党を支持しており、政党間協議などが残されているという。

 板倉氏は函館市出身。同市職員、鉢呂吉雄衆院議員秘書を経て1999年、函館バス労組などの支援を受けて市議初当選。現在3期目で、99年5月から私鉄総連函館バス支部特別執行委員、2003年6月から民主党道8区総支部幹事長。

 私鉄総連の北海道地連にあたる私鉄北海道が18日に委員会を開き、板倉氏の擁立を決め、7月15、16日に開かれる私鉄総連の定期大会で正式に決まる流れ。

 板倉氏は「いま与えられた仕事は総選挙の勝利。8区で逢坂誠二氏を必ず当選させ、一方で、擁立が決まればしかるべき時期に決断をすることになる」と述べ、正式決定後は市議を辞職し活動を開始する考え。

 函館の労組関係者は「民主党の北海道重点候補にしっかり位置付けることが必要」と話している。

update 2009/6/6 11:36
提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです