満開のフジ棚楽しむ

 函館の市民団体「五稜郭の藤の会」(山崎淳子代表)は31日、フジやツツジが見ごろを迎えた五稜郭公園で花見会を開いた。存続運動に携わった市民ら約30人が参加。小雨が白や薄紫の花房をしっとりとぬらしたフジ棚のトンネルで、甘く漂うほのかな香りを楽しんだ。

 五稜郭のフジ棚は、同会を中心とした存続運動が実り、昨年12月の市議会で保存が決定している。山崎代表は「今日の雨はフジ棚のうれし涙。1万を超えた署名、市民の声が届き、ずっとこれからも楽しむことができる。子孫にもきれいに残していきたい」とあいさつした。

 公園内では、同会の世話人鎌鹿隆美さんがツツジやフジの楽しみ方やスポットを紹介した。また、「五稜郭の藤の花」を作詞した千葉市のシンガーソングライター田口徹さんと埼玉県草加市の作曲家蓬田梓さんも参加。二の橋付近のフジ棚が見下ろせる城郭から、参加者全員で歌を歌い、満開の花に感謝をささげた。

 参加した市内の主婦小関千鶴子さん(69)は「昨年よりすき間なく咲き、きれいな花をみることができて感激しました。天気は残念ですが、これからもずっと残ってほしいですね」と話していた。

update 2009/6/1 13:46
提供 - 函館新聞社


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