函館開港150周年、商品やPRで企業も応援

 函館開港150周年まであと30日―。記念事業の準備が進められている中、函館市内では開港記念を祝うムードを盛り上げようと、市民への周知に協力する企業も相次いでいる。商品や接客などを通じてPRに務める企業の取り組みを紹介する。

 土産物の企画、卸の不二屋本店函館店(名取明昭彦社長)は函館開港150周年記念ラベルを使用した「天然アルカリイオン水 ナチュラルミネラルウォーター」を市内の土産物専門店で販売している。

 ラベルには記念事業のポスターとロゴマークを使用。七飯町大沼で採取したミネラルウォーターで150周年にちなみ、数量限定で価格も1個150円にした。名取社長は「150周年の記念に何か作りたいと思っていた。本州での物産展でも函館をアピールできる」と話し、「少しでも函館の活性化を応援したい」と話している。

 北海道コカ・コーラボトリング(札幌)は市内の人目につく屋外の自動販売機1000台にA3サイズの告知ポスターを掲示したほか、電光掲示板付きの自販機では記念式典までのカウントダウンを表示している。15日(予定)からは道内全域で「函館開港150周年」を印字した記念デザイン缶の2商品を発売する。同社は「市民への周知が大切なので記念事業への協力を通じて地域に貢献できれば」と協力する。

 市内・近郊でハンバーガーチェーン店を展開するラッキーピエログループ(王一郎社長)は14店舗と事務所を合わせた15拠点で、電話を取る際、冒頭に「おめでとう開港150周年」と付け加えて応対している。同社では1日1000件の電話を受け取るため、4月から応対時に一言添えて周知に取り組む。同社は「150周年を盛り上げるために何かできることを考え、告知が一番大事だと思い、お祝いの気持ちを表現しています」とPRしている。

 函館開港150周年記念事業実行委員会事務局は「事業は実行委だけでなく多くの皆さんの協力で成り立っている。宣伝経費にも限りがあるので企業がPRしてくれるのはありがたい」としている。

update 2009/6/1 13:45
提供 - 函館新聞社


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