函館開港記念フォーラム

 「函館開港記念フォーラム・研究会」(津軽海峡研究会主催)のオープニングイベントが26日、函館市末広町の市地域交流まちづくりセンターで行われた。開港150周年に向け、公立はこだて未来大学生らが製作中のDVDが初披露され、鈴木克也教授は「西部地区の魅力を再発見したい」と活動への思いを語った。

 記念フォーラムはDVDのPRなどを目的に9月まで5回にわたり実施する。このDVDは函館開港の歴史や文化、産業などについて市内の研究家らに聞いた内容を学生が2分間の映像にまとめ、約50種類を用意する計画。参加者約50人は冒頭の1時間、出来上がった映像を鑑賞した。

 道国際交流センターの山崎文雄代表理事(73)は「(DVD製作は)すばらしい事業でうれしい。函館は異質なものと共生できる街であり、21世紀に向け歴史を掘り起こしてほしい」とあいさつした。

 続いて、函館日米協会顧問の井上能孝さん(78)がペリーロード構想を提案し、「歴史の節目に当たったことは幸福なこと。市民で盛り上げ、150周年を味わおう」と語った。最後に鈴木教授が同大のプロジェクト学習の一環として「開港」にスポットを当て活動している経緯を説明。「西部地区は『歴史の博物館』。その魅力が十分認識され、発信されているか調べ、学生らと一緒にいろいろな形で情報発信できる仕組みを作りたい」と話した。

 次回の「フォーラム〜開港150周年を語る」は5月23日午前11時から、ロワジールホテル函館で行う予定。

update 2009/4/27 13:20
提供 - 函館新聞社


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