「函館の歴史を学ぼうかい」活動充実

 函館や周辺の歴史を学ぶ市民団体「函館の歴史を学ぼうかい」(飛田政泰会長)は2009年度、活動内容を充実させる。新たに函館在往の2人の講師を迎えて内容に幅を持たせるほか、史跡巡りを開催し、歴史の舞台を体感する。飛田会長は「皆が函館を知ろうという意欲にあふれている。これからも会員の希望を踏まえて実施したい」と話す。

 同団体は昨年10月、函館市教育委員会が主催する「まなびっと体験講座」の運営委員や受講生有志らが集まり、市民が自主的、継続的に学ぶ場を提供しようと設立。始めは23人だった会員は現在、60―70代を中心に55人に。主に市中央図書館で、身近な歴史について学ぶ場を開いている。

 1―2月に、今後の活動方針の参考にしようと会員にアンケートを実施。開催時間や場所、会費、史跡巡りの開催などについて聞いた。史跡巡りは回答した27人中21人が参加する意思を示した。今後の講座内容は、函館の開港当時の様子のほか、明治―大正期の政治、経済や暮らしのほか、道南全域の歴史などについての希望があった。

 これらを踏まえ、4―9月までの講座内容を決定した。4月10日には新年度最初の講座「国宝中空土偶の謎について」を予定。新しい講師の一人、日本考古学協会会員の千代肇さんが登場する。史跡巡りは6月に行い、四稜郭から神山稲荷神社(旧北海道東照宮)、大円寺に至る約2`の箱館戦争の地を訪ねる。

 もう一人は郷土史家の小沼健太郎さん。8月に「明治の商家について(仮)」を予定。これまで講師を務めてきた郷土史家の近江幸雄さんも継続して、函館の町名などの話題を提供する。飛田会長は「いろいろな興味に応えられるよう、随時意見を聞き活動に反映させたい」と話している。

 入会は随時受け付けしている。体験入学は1回のみ可能。問い合わせは飛田会長TEL0138・51・8721。

update 2009/3/21 09:39
提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです