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不法投棄で北海道乳業次長ら3人逮捕
函館中央署、道警函館方面本部生活安全課などは3日、ヨーグルト加工時に排出された廃シロップを大量に不法投棄したとして、北海道乳業(函館市昭和3、田島久吉社長)の幹部社員ら3人を廃棄物処理法違反の疑いで逮捕した。
逮捕されたのは、函館市北美原3、同社装置技術部次長渡辺正昭(53)、北斗市追分1、同社元従業員で農業丹内辰雄(68)、同市一本木、長男の同丹内喜久(42)の3容疑者。
同署などの調べによると、3容疑者は、2007年5月から08年6月までの間、産業廃棄物の廃シロップ計約1000キロリットルを北斗市内の数カ所の牧草地などに計455回にわたり不法投棄した疑い。辰雄、喜久両容疑者経営の農事組合法人「丹内有機肥料」(同市一本木)では、03年から同社から出た廃シロップの運搬や一部を利用してたい肥の製造を行っており、大量に余ったシロップを辰雄容疑者所有の牧草地などにまいていたとみられる。廃棄物処理の担当にあった渡辺容疑者がシロップ廃棄を辰雄容疑者らに指示していたという。
昨年6月12日、北斗市職員が同市茂辺地で不法投棄を目撃し渡島支庁に報告、後日、同支庁から同署に届け出があった。茂辺地や同市大工川の現場周辺では悪臭による苦情が以前からあったという。同署は、昨年9月下旬に同社の家宅捜索や現場検証するなどして、押収した資料などから、裏付け捜査を進めていた。
調べに対し、渡辺容疑者は「廃棄コスト削減のためにやった」と容疑を認めているといい、同署は03年以降、約1億3000万円の処理費が削減できたとみて、全容解明を進めている。
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同社によると、問題のシロップは同社の主力商品「フルーツサラダヨーグルト」の製造工程で出た缶詰入り果物の残り汁。一日平均3トン前後が排出され、適正処理した場合の処理費は、運搬料などを含め、1トン当たり約2万円という。
同社は昨年7月に渡島支庁から指摘され、同問題を認識したといい、渡辺容疑者は同社に対し「シロップは飼料をつくるための発酵促進剤として活用している」と報告していた。中村泰三取締役総務財務部長は「認識不足が招いた結果だが、組織ぐるみの関与は一切ない。事件が起きたことは真摯に受け止め、二度とこのようなことがないよう再発防止に努めたい」と話していた。 |
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update 2009/3/4 09:28
提供 -- 函館新聞社 |
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