東高校新聞局OBが「続・青雲時報縮刷版」刊行へ

旧函館東高校(現市立函館高校)新聞局のOB有志でつくる「青雲時報縮刷版刊行委員会」(岩佐章夫委員長)が、学校新聞「青雲時報」の1977年から2007年分(101—169号)を集めた「続・青雲時報縮刷版」を3月末にも刊行、販売する。縮刷版の発行は1977年以来32年ぶり。岩佐委員長(66)は「東高校の歴史や学校生活を懐かしむことができる貴重な資料。OBだけでなく、市民にも手に取ってもらいたい」と話している。

 青雲時報は50年7月に創刊。それ以来、2007年3月の閉校まで約57年間、局員が少なくて発行できなかった1984年度を除き、大勢の局員が年1—5回発行してきた。

 77年の縮刷版は100号発行を記念したもので、今回は当時のメンバーら13人が閉校を機に「続編を残そう」と企画。東高校の卒業生で構成する「青雲同窓会」からの資金援助と同刊行委の自費で活動資金を賄い、昨年7月から全国各地のOBら総勢267人に資料提供を呼び掛け、編集作業に取り組んできた。上田昌昭事務局長(65)は資料集めについて、「東高校が閉校となり、資料や写真を探すのに市立函館高校の倉庫を訪ねたりもした」と振り返る。

 「続・青雲時報縮刷版」には、同校最後の学校祭「第57回青雲祭」や、同校の名物行事「あんどん行列」などのほか、学校祭の在り方、制服の自由化など校内の問題を扱った記事もある。高校生ならではの視点で、函館の現状など社会問題を取り上げた記事もあるという。

 閉校までの年表や生徒の学校活動の写真、歴代の新聞局員が当時をつづった寄稿文も掲載。さらに、創刊号からの全号を収録したCDも添付する。上田事務局長は「パソコンで創刊号から最新号までの紙面を見比べるのも面白いはず。時代の流れや、高校生が感じた社会情勢の変遷が分かるかもしれない」としている。

 縮刷版はA4判360ページ。1部2000円(送料500円)で予約受け付け中。1000部限定。問い合わせは上田事務局長TEL090・8276・9487。

update 2009/1/31 12:27
提供 - 函館新聞社


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