函館市で成人祭

 「成人の日」の12日、函館市成人祭(市、市教委、実行委主催)が函館市民体育館で盛大に開催された。新成人約2000人が振り袖や羽織はかま、スーツなどに身を包み、新たな思いを胸に出席。会場内外では友人との久しぶりの再会に笑顔がはじけた。北斗市や七飯町などでは11日に成人式が行われ、大勢の新成人が節目を喜び合った。

 今年の函館市の新成人対象者は、1988(昭和63)年4月2日から89(平成元)年4月1日までに生まれた2816人(昨年11月1日現在)。男性1391人、女性1425人で、前年より29人減少した。

 式典で西尾正範市長は「昭和の最後と平成の最初に生まれた人が今日の成人式を迎えた。これから苦しいことや楽しいこと、たくさんの人との付き合いがあるが、いつどこにいても函館のことを忘れずに、元気で素晴らしい人生を歩んでほしい」と述べ、はなむけに子どもを育てる秘けつを説いた詩を紹介した。

 新成人を代表し、函館大学2年の三鹿勇輝さん(20)と同近藤育美さん(20)が誓いの言葉を披露。声を合わせて「若いエネルギーと大人の自覚を持ち、国際社会の一員として信頼される社会人になります」と述べた。

 式典中、あいさつする西尾市長に対し、「おめーなんだ」「早くあいさつしろ」などと罵声(ばせい)を浴びせる出席者がおり、この言葉が聴覚障害者向けの要約筆記スクリーンに映し出される場面もあった。

 式場内での喫煙や、会場敷地内で新成人男性らによる小競り合いもあった。

 道教委のまとめによると、今年の渡島(2市9町)、桧山(7町)管内の成人式参加の該当者は渡島が4285人(男性2148人、女性2137人)、桧山は315人(男性160人、女性155人)となっている。

update 2009/1/13 09:36
提供 - 函館新聞社


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