グルメシティ五稜郭店閉店…5月末

 ダイエーグループの食品スーパー、グルメシティ北海道(函館市湯川町3、丸橋淳一社長)は7日までに、グルメシティ五稜郭店(同市本町24)を5月末で閉店することを決めた。競合による業績不振や建物の老朽化が要因。同店は道南最大の繁華街・本町地区の中心にある核店舗の一つで、関係者は市街地の空洞化や地域全体の地盤沈下を懸念している。

 同店は地場スーパーの「ホリタ」の中核店舗として1970年に開業。90年にはホリタとボーニストアが合併し、「函館ダイエー」が発足。その後はダイエーグループの再編に伴い、93年に「北海道スーパーマーケットダイエー」、2006年3月から「グルメシティ北海道」の店舗となった。

 同店は地上7階、地下1階のテナントビルに入居。100円ショップや眼鏡店などのテナントも含め売り場面積は約8000平方メートル。正社員約20人やパート従業員約100人の処遇については、他店舗への配置転換や再就職のあっせんなど今後、労使間交渉を進めるという。

 同社は6月下旬で賃貸契約が切れるのを機に閉店を決断し、従業員や各テナントには昨年12月末までに報告済みとしている。同社は「競争激化で売り上げが年々落ち込み、今後も回復の見込みが立たないと判断した」と説明。年間売上高は1998年2月期の約27億7000万円をピークに減少を続け、2007年2月期には約18億円まで落ち込んでいた。

 本町・五稜郭地区の商店約120社でつくる「五稜郭商店街振興組合」の中里好之専務理事は「数年前の西武百貨店の撤退に次ぐショックで、函館最大の商店街全体の活気が低下しかねない」と危惧(きぐ)し、同地区の事業主約30社が加盟する「協同組合五稜郭」の久保一夫理事長は「行政も含めた地域全体で、まちづくりの観点から後継テナントの誘致に動かなければ」と話す。

 週3回は同店を利用する市内の元学校教諭の女性(78)は「洋服は丸井さん、食料品や日用品はグルメシティと、これまで使い分けてきたのに残念。企業は利益追求だけでなく、社会的責任も考えてほしい」と指摘。市商業振興課は「丸井今井函館店と双へきで地域の商圏を盛り上げてきただけに影響は大きい。できれば今までと同じような商業施設として新たな店舗運営を望みたい」としている。

update 2009/1/8 11:31
提供 - 函館新聞社


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