6カ月連続「弱い動き」…10月の道南経済
日本銀行函館支店(市川信幸支店長)は1日、10月の道南地方の金融経済動向を発表した。個人消費は雇用・所得環境が一段と悪化していることから低調で、観光客の入り込みも依然として不振が続くため、景況判断は「弱い動きとなっている」として、6カ月連続で据え置いた。
個人消費は石油製品価格が低下してきたものの、雇用環境の厳しさや食料品価格の値上がりで低調な動き。主要小売店10社の売上高は、平均気温が高かったため冬物衣料が不振で、53億3500万円(前年同期比7・3%減)と20カ月連続の前年割れとなった。
新車販売台数は普通・小型車が3カ月連続の前年割れとなり、前年同期比12・0%減と下落幅も拡大。一方、軽乗用車は新型車の売れ行きが好調で同6・0%増と、2カ月連続で前年を上回った。全国では大幅な販売減の傾向にあり、同支店は「道南では車が生活必需品であることを反映している」と分析する。
観光は10月末で運休した東日本フェリーの高速船への駆け込み需要で利用が急増したものの、外国人客の減少などで全体としては弱い動きが広がっている。主要ホテル20社の宿泊客数や函館空港乗降客数、五稜郭タワー利用客数はいずれも6カ月連続で前年を割り込んだ。
生産は増勢だった電子部品(半導体、水晶デバイス)が携帯電話・デジタル家電向けの受注の伸び悩みで頭打ちに。函館市内の非住宅着工は函館競馬場整備などで棟数、床面積とも前年を大幅に上回った。住宅投資は所得環境の厳しさから持ち家が前年を下回り、分譲、賃貸も含め全体としては5カ月ぶりに前年を下回った。
2008/12/2
No3467
提供:函館新聞社
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