緒形拳さん死去、市内でも惜しむ声

 死去したことが7日分かった俳優の緒形拳さんは、パル企画の映画「ミラーを拭く男」(2003年、梶田征則監督)のロケで02年8月に函館を訪れており、撮影でかかわった市内の関係者からも惜しむ声が広がった。

 元町で「カフェやまじょう」を経営し、地元ロケのコーディネーターとして活躍する太田誠一さん(56)はロケハン(撮影に適した場所を探して歩くこと)作業から協力し、2日間の撮影にも付き合った。「緒形さんは自転車に乗るシーンが多く、精悍(せいかん)な体つきで存在感のある役者だった。にこっと笑うとチャーミングで、もともとファンだったけれどほれ直した」と振り返り、「幅広い演技のできる役者で、まだまだこれからだったのに…」と悼んだ。

 店内を使ったロケに協力した五稜郭町の「居酒屋どん」を経営する赤塚一郎さん(48)は撮影前、緒形さんが「よろしくお願いします」と深々と頭を下げた姿が印象的に残っているという。「非常に礼儀正しく、オーラの出ている人だった。サインや記念撮影にも快く応じてくれた。当時はあんなに元気だったのに残念です」と語った。

update 2008/10/8 13:11
提供 - 函館新聞社


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