教室に笑い声 高校時代よみがえる…還暦迎えた旧東高生 当時の教諭が授業

 1967年に卒業した旧函館東高校17回生50人が15日、市立函館高校で在学当時の教諭から約40年ぶりに授業を受けた。懐かしい顔ぶれがそろい、高校時代にタイムスリップした“生徒”たちが笑い声の絶えない楽しい時間を過ごした。

 17回生でつくる同期会「東高十七の会」(西村貞夫会長)がことし還暦を迎えるのを記念し、「原点に返り、当時を思い起こそう」と当時の教諭による「思い出授業」を企画。旧函館北高との統合で「東高」の名前はないが、市立函館高校の校舎を母校として借り、同期生でもある同校の森武校長も出席した。

 この日は当時の国語教諭天野暉彦さん(74)、英語教諭田中久さん(73)がそれぞれ15分ずつ授業を展開。天野元教諭が古代語の母音について説明すると、生徒から「それ試験に出るの?」などとジョークが飛び交い、終始和やかなムードだった。

 田中元教諭は「みんなは実に生き生きしていて60歳に見えない。君たちにこの言葉を送りたい」と話し、「青春とは人生のある時期をいうのではなく、心の様相である」と英語で黒板に記した。

 東京から同期会に駆け付けた会社員の花岡英俊さん(59)は「懐かしくて昔に戻ったようだった。外資系企業にばかり勤めたのも田中先生のおかげ」と話していた。

update 2008/9/17 13:12
提供 - 函館新聞社


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