土方の末えいら熱演…函館野外劇

update 2007/7/21 10:29

 20日に行われた第20回市民創作函館野外劇「星の城、明日に輝け」に土方歳三や高松凌雲、石川啄木の関係者3人が出演した。いずれも関連した役を務め、熱演した。第20回という節目の記念事業の一環で、この日夕までリハーサルを終え、それぞれの役に挑んだ。

 予定されていた、土方歳三の兄の6代目土方愛(めぐみ)さん(35)は、都合により出演できなくなり、代わりに愛さんの姉、木村千恵さん(40)が、榎本軍の鉄砲隊の一員として登場。果敢に鉄砲を撃った。「歳三の昇天シーンなど感動ばかり。素晴らしい野外劇があり、歳三の最期の地が函館でよかった」と喜んでいた。

 石川啄木役を務めたのは、啄木の出身地、渋民村と合併した岩手県盛岡市商工観光部ブランド推進室の坂田裕一室長(54)。同県演劇協会長でもあり、芝居は慣れたもの。啄木の句を情感込めて詠んだ。「25年ぶりに啄木役を務めたが、少し張り切り過ぎた。野外劇が函館と盛岡の交流の懸け橋になれば」と期待を込めた。

 来函中の福岡県小郡市の平安正知市長(47)は、同市出身の医師、高松凌雲を演じた。箱館病院の院長として、新政府軍の乱入を両手を広げて防いだ。平安市長は「市民と一体感ある舞台に感動した。地域愛を象徴するテーマソングを出演者が歌うのも地域の力を感じる」と話していた。

 今後、出演が予定されている関係者は次の通り。

 ▽28日=続豊治の8代目、続雄人さん(19)▽8月4日=高田屋嘉兵衛の8代目、高田屋嘉七さん(75)▽同5日=榎本武揚の4代目、榎本隆充さん

提供 - 函館新聞社



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