野外劇開幕…榎本艦隊の「蟠竜」初登場

update 2007/7/7 14:46

 函館市五稜郭町にある国の特別史跡・五稜郭跡(五稜郭公園)を舞台にした、NPO法人(特定非営利活動法人)市民創作「函館野外劇」の会の第20回公演「星の城、明日に輝け」が6日夜、開幕した。市民ボランティアが演じる函館の歴史絵巻が夏の夜を華やかに彩り、観客約1000人を魅了した。

 開演に先立ち、同会のフィリップ・グロード理事長が「子どもからお年寄りまでが参加する本物の野外劇を最後までゆっくり見てください」とあいさつ。

 劇はコロポックルのナレーションに合わせ、高田屋嘉兵衛やペリー提督の来函、武田斐三郎らによる五稜郭築城など幕末から明治維新後の歴史ドラマを展開。レーザー光線や炎などを駆使した演出、おなじみのフラッグダンスやYOSAKOIソーランの踊りで会場を盛り上げた。

 ことしは、箱館戦争の戦闘シーンで榎本艦隊の「蟠竜」が初登場。堀の中で新政府軍の旗艦「甲鉄」と大砲の撃ち合いを繰り広げ、観客を圧倒した。

 テーマ曲「星のまちHAKODATE」が流れる中、出演者と観客が一体となってペンライトを振り、この日の公演を締めくくった。

 福岡県行橋市から観光で訪れた主婦、森友敦子さん(72)は「演技力はもちろん地元の人が中心となって歴史を伝えていることが素晴らしい。感動をありがとう」と話していた。

 ことしの公演は全10回。7、13、14、20、21、27、28日、8月4、5日に行われる。開演は午後7時半。問い合わせは同事務局рO138・56・8601。

提供 - 函館新聞社



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