福田総理辞任で地元政界にも衝撃

update 2008/9/2 12:59

 福田康夫首相の突然の辞任表明は1日夜、函館・道南の政界関係者にも衝撃を与えた。

 自民党衆院道8区支部幹事長で、次期衆院道8区公認候補(8区支部長)の選考委員会委員長を務める川尻秀之道議は「自宅のテレビで辞任の事実を知ったが、まったく予想もしていない突然の出来事でただただ驚いた」と戸惑いを隠さない。早ければ年内にも想定される解散・総選挙に向けた候補者擁立については「事実関係を再確認した上で、慎重に対応していきたい」と述べた。

 自民党と政権与党を組む公明党の道南総支部、茂木修副総支部長は「突然のことで驚いたが、総理の会見を見る限りでは先を見通しての辞任で、ある意味で冷静に判断したのではないかと思う。与党として臨時国会に向けてしっかり踏み出し、新総理のもとで公明党が打ち出した経済対策をしっかり実行してもらいたい」と語った。解散・総選挙については「不透明だが、福田首相のもとでは解散のシナリオがそれとなく描かれていたため、解散が早まる道は逸したようにも思う」との見解を語った。

 一方、民主党道8区総支部代表代行の逢坂誠二衆院議員は「福田首相は本来首相となるべき人ではなかったのだが、ここまで無理をして持ちこたえてきた印象だ。国会の召集日を決めておきながら、辞任するのは無責任の極みで、国民につけがまわるだけ。ひどいの一言だ」とし、「衆議院の解散は、次の総理大臣が決めることだが、この状況を変えるためにも、一刻も早く、解散しなくてはならない」と述べた。

提供 - 函館新聞社



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