木古内沖で帆船「あこがれ」停泊 特産のホタテをプレゼント

update 2008/8/10 14:29

 【木古内】榎本武揚没後100周年記念事業で来道中の帆船「あこがれ」(大阪市所有)が9日、木古内町沖合約10`に停泊した。木古内観光協会の東出文雄会長ら同町関係者が漁船で駆け付け、特産のホタテをプレゼントし、親ぼくを深めた。

 同日開幕した木古内咸臨丸(かんりんまる)まつりに合わせての洋上参加。「あこがれ」は全長51・16メートル、362トン。幕末に同町サラキ岬沖で座礁、沈没したとされる咸臨丸とほぼ同じ船体であることと、この歴史を研究しまちづくりに励む地域住民にエールを届けようと、大阪市が協力した。

 午後4時ごろ同町関係者がホタテ養殖用漁船で、カラフルな信号旗を掲げるあこがれを目指し、30分かけて到着。榎本武揚の部下で開陽丸の機関長だった小杉雅之進のひ孫小杉伸一さん(横浜市在住)が親書を受け取り、東出会長と木古内商工会の木元護会長が「夕飯のおかずにして」と船員に新鮮なホタテを手渡した。

 船員は「これは大きい」「ありがとうございます」と感激。今回の企画準備に尽力した小杉さんは「この縁を大事に、大阪と木古内の交流がさらに深まることを期待したい」と話していた。

 咸臨丸まつり最終日の10日は、午後4時半から役場周辺でメーンイベントの山車行列「咸臨丸パレード」が行われる。

提供 - 函館新聞社



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