咲き誇るフジ棚 雨でより美しく…五稜郭公園で自然観察会

update 2008/6/2 13:43

 五稜郭公園で1日、「自然観察会」(五稜郭藤の会=山崎淳子代表=主催)が開かれた。あいにくの雨模様の中、参加者は園内に咲き誇るフジやツツジなどの美しい花や自生する植物、珍しい鳥の姿や鳴き声などを約2時間にわたって楽しんだ。

 同会の世話人代表でフィールドアドバイザーの鎌鹿隆美(かまか・たかよし)さんを案内人に、満開に咲き誇るフジ棚を観察。今年は春先に剪定(せんてい)が行われたため、通常より花のボリュームが少なめだったが、それでも白と紫の花がこぼれ落ちる様子は風情たっぷりで、参加者はその美しさに見とれていた。

 続いて、観光客らが足を踏み入れないような裏ルートを中心に散策。鎌鹿さんは石垣のすき間にオドリコソウやチドメグサ、ヘラオオバコなどが群生する様子や、お堀の魚をえさにしてカワセミが住み着いていることなどを説明した。参加者は「五稜郭公園にこんなにたくさんの植物や鳥たちが生息しているとは」驚いていた。



 同会は、箱館奉行所の復元に伴い移設が検討されているフジ棚の保存を呼びかけている。このほどフジをテーマにした楽曲「五稜郭の藤の花」が完成し、8日に同公園で行う「藤の花見会」で女声合唱団により披露される。花見会への参加は自由。希望者は午前11時半に同公園一の橋前広場に集合すること。

提供 - 函館新聞社



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