リフォーム詐欺容疑2人逮捕
函館市内の住宅で必要のない補修工事を契約させ、工事代金をだまし取ったとして、道警函館方面本部生活安全課と函館中央署は27日、住宅リフォーム会社「キャッツ」(本社・東京都渋谷区)の元社員熊谷剛伸(34)=福島県郡山市開成5=と、同社社員奈良祐吾(32)=函館市川原町=の両容疑者を詐欺と特定商取引法(不実の告知)の疑いで逮捕した。
調べによると、両容疑者は共謀の上、2005年4月下旬、同市亀田本町の男性(50)宅を訪問し、家屋補強工事の必要がないにもかかわらず「家の土台がずれている。このままだと家が傾くかもしれない」とうそを言ってクレジット契約を結ばせ、工事代金31万5000円をだまし取った疑い。
同署などは昨年4月に被害男性からの告訴状を受け、同9―10月にかけ専門家に男性宅の鑑定を依頼。今年2月20日には、同社の東京本社や札幌、函館の両営業所計3カ所を家宅捜索し、押収した関係書類などを基に裏付け捜査を進めていた。
同社は全国に40営業所(うち道内6カ所)がある住宅リフォームや害虫駆除業の大手。当時、熊谷容疑者はキャッツの元北海道第2グループ長で、奈良容疑者は同社の函館営業所長だったという。
調べに対し、熊谷容疑者は「土台はずれていた。必要な工事だったので契約した」と否認しており、奈良容疑者は「うそを言って工事を契約した。会社の利益を優先してしまった」と容疑を認めているという。同署などは会社ぐるみの組織的な関与の疑いもあるとみて同社を特定商取引法の疑いで書類送検する方針。
同社は「今回の事態を重く受け止め、事実関係の把握と情報収集に努めている」とコメントした。国民生活センター(東京)によると、同社のリフォームに関する相談件数は26日現在、統計の残る1998年から全国で約3000件に上るという。
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