函館市議会、福祉施設建設問題で市長「再検討指示一切ない」

update 2007/3/7 10:30

 第1回函館市議会定例会は6日、一般質問を続行し、6氏が登壇した。介護付き有料老人ホーム設置に絡み、道に提出済みだった意見書の差し替えを市長が指示したとされる問題で、井上博司市長は岡田芳樹福祉部長らとの意見交換について触れ、「福祉部長の説明に理があり、この件は認められないと判断した。再検討を指示した事実は一切ない」とあらためて否定した。

 高橋佳大氏(共産党)が一連の問題について井上市長をただした。

 地元政財界情報誌主宰者が顧問を務めていた会社が、市街化調整区域内での老人ホーム設置の許認可をめぐり、井上市長が昨年7月20日、福島恭二議長同席の上で岡田部長、同部次長を呼び、施設設置の可否について再検討を指示したとされていた。

 岡田部長は「市長から意見書を差し替えるような指示はなかった。市長にはわたしの説明で立地できないことを理解していただいた」と否定。福島議長が同席していたことについては「(入室時に)一瞬戸惑いを持ったが、プレッシャーではなかった」と述べた。

 また、井上市長は「今思えば、庁内の打ち合わせであり、議長退席の上で行うべきであったと考えている」と述べた。会議の内容については、市街化調整区域内での設置について、開発審査会にかける方法など、可能性の有無についての確認だったと説明した。その上で「公平、公正を旨としている市政運営の判断通りだった」と理解を求めた。

 同日はこのほか、杉林幸弘氏(南かやべ議員団)、佐々木一朗氏(恵山議員団)、吉田崇仁氏(といグループ)、中市敏樹氏(椴法華クラブ)、熊坂成剛氏(民主・市民ネット)が質問した。

提供 - 函館新聞社



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