函館の観光情報 携帯におまかせ…未来大1年生グループ サイト開設準備着々

2007/2/8
 公立はこだて未来大の1年生でつくるプロジェクトグループ「Three Funs(スリーファンズ)」は、函館市内・近郊の観光地を紹介する携帯電話サイト「はこデジ(仮称)」の試作品(デモ版)を制作し、開設に向けて準備を進めている。サイトでは、観光地の写真と解説を載せているほか、データの受け取りと同時に再生する「ストリーミング方式」を採用した動画配信にも対応。道南の広域観光サイトとして4月以降に立ち上げたい考えだ。

 「Three―」は森貴揮さん(19)をリーダーに平野裕生さん(20)、増渕史寛さん(19)の3人。同大鈴木克也教授のゼミ生らが制作を進めてきたデジタル携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」の観光情報コンテンツがベースで、携帯電話でも情報を提供しようと昨年11月ごろから本格的に取り掛かった。

 デモ版は、函館山・元町エリアやベイエリア・駅前地区エリアなど7つのエリアで構成。「見る・学ぶ・遊ぶ」の3ジャンルから観光施設などを紹介し、関連情報などと合わせて約50コンテンツを設けた。

 今後は、食ジャンルや地図を加えるほか、道南の広域観光サイトとしてエリアを広げる。また、QRコード(2次元バーコード)を載せた観光パンフレットを作成し、連動していくことも検討している。

 森さんは「動画の通信費が莫大(ばくだい)にかかることやアクセスしてもらう仕組みづくりなどが問題。ツアーガイド並みの情報を提供し、ビジネスにつなげられれば」と話している。

提供:函館新聞社

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