パブリックアート1基設置…元町の基盤通り

update 2006/12/29 13:42

 函館市は28日、市内元町の市道基坂通沿いの元町観光バス駐車場横にパブリックアートを1基設置した。作品は、彫刻家、峯田義郎さん(69)=埼玉県新座市在住=が制作したブロンズ像「旅を続ける男」。峯田さんは「『旅』という疑問について考えるには、歴史あるいい場所。何かを感じることが情景の一つとなれば」と話している。

 作品は、いすに腰を下ろし、空を見上げてたたずむ青年のひざの上に、小鳥がとまっているデザイン。作品名を記したプレートには「人間(ひと)は何故(なぜ)旅を続けるのだろうか」と刻まれている。

 市はパブリックアート設置計画に基づき、1999年度からこれまでに24基を設置。本年度は元町の異国情緒や基坂の持つイメージから、「ハイカラプロムナード」をテーマに峯田さんを含む3人の作家に制作を依頼。残り2基も来年3月末までに設置の予定。

 同事業での峯田さんの作品は、昨年度、道道五稜郭公園線(行啓通)に設置した「ぼくたちの旅」「二人の空」に続いて3基目。今回の作品は、ブロンズ像部分が高さ約125センチで、台座部分には花こう岩を使用した。依頼を受けた6月から構想を練り、設置前日まで手直しを加えてきたという。

 近年、「旅」をテーマに創作を続けているという峯田さんは「人の旅は昔からどうして続いているのか。『求め歩く』ということが、人間の中にある生き方。あとはこの作品を見る人がどう感じてくれるかです」と話している。

提供 - 函館新聞社



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