民間資金の利率低め…函館市の起債
函館市が今年5月に発行した2005年度債(借金)の民間資金の金利は1・49%で、道内他都市と比べ低めとなっている。発行額(借入額)は51億4000万円。全額を金融機関の入札で決めているため、競争原理が働く。市財政課は「借入額がある程度大きい方が、金利は低めになることが考えられる。市の財政状況も公表しており、悪い評価になっていないのではないか」と話している。
同課によると、05年度債は一般会計で約116億円。固定金利の政府系資金は約64億円で、20年償還の平均利率は2・1%。銀行などが引き受ける民間資金は約52億円で、基本的に15年償還で5年後に金利の見直しがある。
民間資金の起債は銀行や信用組合、生命保険会社などを対象に入札方式で決め、金利が最も低い金融機関が引き受け先となる。5年後の金利見直しは、入札時に金融機関が市場金利に即した算定方法を示しており、一方的な利率引き上げとはならない。
道内他都市の05年度債の入札事例では、旭川市が償還20年、11億円で2・17%、小樽市が償還15年、8億3000万円で1・75%、苫小牧市が償還10年、3億円で2・15%など。単純比較はできないが、函館より金利が高い。函館より低いのは、岩見沢市の償還15年、14億円で1・35%がある。
市町村によっては、起債の一定割合を指定金融機関や複数の金融機関によるシンジケート団に発行し、条件交渉で金利を決めているところもある。市は全額を金融機関の入札で決めているため、公平な競争となる。
また、市の発行金額が51億4000万円と大きく、資金に余裕のある金融機関であれば、ある程度利率を抑えても入札しやすい事情があることも考えられる。
同課は「金利の負担も税金で賄うため、今後もなるべく低い利率で起債を発行できるようにしていきたい」としている。
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