イカロボット試作モデルが完成

update 2006/11/12 13:05

 函館の新たなシンボルにしようと、「ロボットフェス・インはこだて」市民の会(藤井方雄会長)が製作を目指す「巨大イカロボット」の試作モデルが完成し、市内の公立はこだて未来大で11日、報道機関に公開された。くねくねと動くの2本の触手がユニークで、時々見せるまばたきがかわいらしいロボットに仕上がった。

 同大と函館工業高等専門学校、民間企業3社の協力で約3カ月かけて製作。高さ2・2メートル、幅1・5メートル、重さ150トキロで、パソコンからの制御で触手や首、目が動き、頭部に内蔵した電飾が光る。エアシリンダーを搭載した触手が、伸縮したり向きを変えたりと512通りの動きをし、「イカ踊り」に合わせて踊れるのが特徴だ。

 素材は、顔や頭部に漁業用の浮き球を用い、目玉に水道用のバルブ、まぶたは市販のボウル、触手の先端は工事現場などで使われるコーンを使用した。

 総工費は485万円。18日に北大水産学部で開かれるアカデミックフォーラムで一般公開され、愛称を公募する。指令に従って電飾の色を変えられるよう、今後調整していく。

 未来大の鈴木孝司教授は「短期間の割に良い出来。地場産業でもここまでできるという自信を持ってもらえるのでは」と話し、同会事務局の中江捷二さんは「愛くるし表情を実現できた。函館でのロボット産業定着の第一歩になれば」と自信を深めていた。 

提供 - 函館新聞社



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