盛況オンパク 閉幕

update 2006/11/6 11:21

 10月下旬から16日間にわたり、函館市の湯の川温泉街をメーン会場に繰り広げられてきた、体験型イベント「第1回はこだて湯の川温泉泊覧会(はこだて湯の川オンパク)」(実行委主催)が5日、最終日を迎えた。フィナーレを飾るにふさわしく、同日は開催期間中最多となる12プログラムが組み込まれ、湯けむり漂う温泉街は活気にあふれた。実行委は「初めての試みの中、大盛況に終わった」と手応えを語り、来年4月に第2回を開く予定だ。

 同温泉街のホテル・旅館26施設でつくる、函館湯の川温泉旅館協同組合(金道太朗理事長)が、宿泊客数減少に歯止めをかけようと、打開策を模索。大分県別府で好評を得ている「別府八湯温泉泊覧会(オンパク)」を手本に、16日間で54プログラム184回を企画した。

 最終日のプログラムのうち、大正11(1922)年創業の老舗旅館若松(湯川町1)では、「筝(こと)・木管フルート&ペシェミニョンin若松」が開かれた。和洋楽器から流れるハーモニー、窓の外には大海原と、函館ならではのロケーションに、参加した51人が心を和ませた。

 また、竹葉新葉亭(同町2)では、先月1日の予約開始早々に定員に達した話題の「芸者遊びのすすめ」が開催された。女性グループを中心に32人が参加。市内在住の現役、OBを含む芸者ら7人が、三味線と太鼓に合わせた歌、踊りの披露で、日本伝統の趣ある風情を演出し、参加者を楽しませた。

 実行委(刈田眞司委員長)によると、今回のオンパクで予約を募った総数は、2312人分。参加者数は1951人で、参加率は84・4%となった(いずれも速報値)。

 刈田委員長は「日にちを経るごとに、絶大な支持を得られた。イベントの目玉と位置づけていた香雪園が大好評で、新たなスポットとして価値観を見いだせたほか、地域の結束力を強化できたことが何よりの収穫」と、イベントの成功に胸を張った。

 なお、次回は来年4月の開催を予定。期間は16―20日間で、70プログラムを用意し、3000人の参加者を見込む。また、今回のプログラムで好評を得た、湯川町や元町などの散策メニューは、週1回程度の通年イベントとして、今月中にも取り組みを開始する予定。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです