五稜郭タワー・グランドオープンまで1カ月

update 2006/11/1 11:50

 ことし4月に展望台などが開業した五稜郭タワー(函館市五稜郭町43、中野豊社長)では、12月1日のグランドオープンに向け、急ピッチで準備が進められている。屋根と壁面の大半をガラスで覆うアトリウムは、市民や観光客が集う空間として活用。植栽部分には、昨年の愛知万博(愛・地球博)で使用された冷却装置「ドライミスト」が3基備えられる。

 新タワー開業後に着手した旧タワーの解体工事は、7月末までに完了。8月からは、鉄骨造り3階建て、延べ床面積約1293平方メートルのアトリウムの工事が始まり、9月20日までに骨組みを完成させた。

 屋根と壁面に使用する複層ガラスは、厚さ約33・8ミリ、1枚当たりの大きさは最大で3・5メートル×1メートル、重さ130キロ。屋根の半分を占める大小201枚のガラスは1日までに設置され、2日からは壁面部分のはめ込み作業に入り、今月中旬までに終了する見込み。

 内部には、円形のベンチを巡らせた大小5カ所の植栽を整備。このうち3カ所に立てたポールからは水を噴霧し、室温を2度ほど下げる効果が期待され、利用客に清涼感を与える。

 今月30日には、関係者約350人を招待してしゅん工祝賀会を開催。12月1日午前9時にオープンする。

 同社は「工事関係者には、大変苦労を掛けてきたがようやく施設の全容が現れる。五稜郭を訪れる人たちの憩いの場として、広く利用してもらいたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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