「イカロボット」の装置公開

update 2006/9/30 12:33

 函館市の新たな観光シンボル「巨大イカロボット」の製作を目指す「ロボットフェス・インはこだて」市民の会(藤井方雄会長)は29日、函館市役所でイカロボットの試作品に搭載する、触腕を動かす装置を公開した。

 製作は産学連携で取り組んでおり、試作品は全長約1・5メートルになる見込み。同装置はアルミやステンレスなどの金属製で、長さ約60センチ、重さ約10キロ。圧縮した空気をエアシリンダーに送ると作動する。

 エアシリンダー3台を1組にした機器を3段重ねにした構造で、接着部分が関節のような働きを見せる。1段ごとの動きは8通りで、それぞれ30度6方向に傾く。全体でS字を描くなど250通りの動きをする。

 同装置で動かすのは2本の触腕だけで、イカ踊りの動きをまねるように工夫する。このほか目が動いたり、体が光ったりする機能も搭載する。

 製作を担当するのは公立はこだて未来大と函館高専、民間企業6社。同装置は、未来大の鈴木孝司教授がコーディネーターを務め、函館高専の卒業生で、精密機械設計製作販売「コムテック」(板東忠典社長)が中心となって約2週間かけて製作した。

 デザインやIT(情報技術)を使った制御機能など、ソフト面は未来大が協力し、11月18日開催のアカデミックフォーラムで完成品を披露する。同会の守村禎太郎副会長は「(装置が)イカのような動きをしているので、完成品が楽しみ」と期待している。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです