文科省、未来大が特色GPに

update 2006/8/9 10:34

 公立はこだて未来大学(中島秀之学長)が取り組む「プロジェクト学習」が本年度、文部科学省が実施する「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」に採択された。同大の取り組みとしては初めてで、指導に当たる岩田州夫教授は「今までの教育活動が認められた結果」と喜んでいる。

 同プログラムは、各校の特色ある取り組みを公表し、全国へ発信することで高等教育の活性化を図るのが狙い。同大は「教育方法の工夫改善に関する取り組み」として、ことし4月に申請。ヒアリングを経て、本年度申請があった全国の大学など331校のうち48校が採択された。道内ではほかに帯広畜産大(国立)が選ばれた。

 プロジェクト学習は、数人の学生と教員がグループを作り、自らテーマを設定、解決する同大3年次の必修科目。開校以前からの構想で、学科によらない自由なグループ構成とし、1年間かけて研究し、「新たな価値」を見いだす。グループ内での役割分担や、他グループとの競合、プレゼンテーションなど、身に付けた力が、そのまま社会で役に立つ。

 同大はことし3月、サテライトオフィス(東京)で企業や関東圏の大学を対象に同学習の成果を発表。9月には札幌でも高校生を対象に発表する予定で、今後さまざまな形で発信していく。

 同学習ワーキンググループ(佐藤仁樹リーダー)の一員で、申請に携わった岩田教授は「この学習は他大学でも応用が可能。今後は企業や他大学との共同研究などで外部と結び付き、より幅の広い学習にしたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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