豪華客船「飛鳥・」初寄港・優美な姿にうっとり

update 2006/7/31 10:26

 ようこそ海と歴史の街函館へ―。郵船クルーズ(東京)が運航する国内最大の豪華客船「飛鳥・」(5万142トン)が30日、乗客735人、乗員466人を乗せ、函館港へ入港した。接岸した港町ふ頭は、真っ白できらびやかな船体を一目見ようと、大勢の市民であふれかえった。市消防音楽隊の華やかな演奏で、セレモニーが行われ、市民らとともに初寄港を歓迎した。

 「飛鳥U」は、全長241メートル、全幅29・6メートル。初代飛鳥と比べ約1・7倍の総トン数を誇る。現在、「北海道・カムチャツカクルーズ」の最中。横浜港、釧路、ロシア・ペトロパブロフスク・カムチャッキー、網走、利尻を回り、函館が最終寄港地。函館では279人が下船し、新たに209人が乗船した。

 午前11時すぎから行われたセレモニーでは、井上博司市長が「函館は、世界一の夜景などの観光資源、近海で取れた魚介類は新鮮で味も良いと好評。魅力を満喫して、旅の思い出にしてください」と歓迎のあいさつ。

 続いて、ミスはこだての高橋章華さん、函館短期大学付属幼稚園児から末永守船長らに花束や記念品が贈られた。

 末永船長は「函館は、(初代)飛鳥では何度も何度も帰ってきた地。きょうは素晴らしい観光、食べ物、人々との触れ合いを楽しんでいきたいと思います」と、市民らの歓迎に礼を述べた。

 見学に訪れた七飯町大川の会社員小浅直樹さん(38)は「本当に大きいですね。時間と余裕があれば、いつかは乗ってみたいけれど…」と話し、長男匠翔ちゃん(2)も巨大な船体に目を丸くしていた。

 同日夜には、市民らが函館名物「いか踊り」で同船を見送った。船内の乗客も一体となって踊り続け、いつまでも鳴りやまない歌と花火を背に、函館港を後にした。

提供 - 函館新聞社



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