函館空港の格納庫取得…エアトランセ

update 2006/7/29 11:23

 地域コミューター航空、エアトランセ(函館市高松町、江村林香社長)は、函館空港内に格納庫を取得した。8月1日から使用を開始する。定期整備が函館でできるようになるなど、円滑な整備の実施や運航率の向上が期待される。

 格納庫の床面積は約1153平方メートルで、同社が所有する「ビーチクラフト1900D」2機分を収納できる。

 200時間ごとの運航をめどに義務づけられている定期整備はこれまで、札幌の丘珠空港内にある北海道航空の格納庫を借りて実施していた。しかし、移動を含めて3―4日を要し、予備機がないために12便のうち6便を運休せざるを得ないなど、大きな課題の一つだった。

 また、エプロンに停泊していたため、冬期間は朝から除雪する手間を強いられていた。

 格納庫は、全日本空輸(ANA)の系列会社、エアー北海道が3月末まで函館―奥尻間で運航していた機体を収めていた。同区間の業務を別会社に移行、撤退したことで、格納庫を持っていなかったエアトランセが、ANAと交渉を進め、5月末に契約し、このほど東京航空局から承認を得た。

 同社は「整備作業を早めることで、顧客の利便性を高めていきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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