イカロボットで町おこし…「市民の会」発足、会員募集

update 2006/7/19 10:16

 函館市の新たな観光シンボルを創出しようと、「巨大イカロボット」の製作に取り組む「ロボットフェス・インはこだて」市民の会(藤井方雄会長)が18日、発足した。イカに代表される函館の基幹産業の水産業と、公立はこだて未来大が持つロボットの最先端技術を融合させたプロジェクトで、街の活性化につなげるのが狙い。産学連携で製作した試作品を11月18日開催のアカデミックフォーラムで披露し、来年の函館港まつりでの完成品お披露目を目指す。

 製作を担当するのは未来大、函館高専、民間企業6社などで昨年12月に設立した「観光用ロボット研究会」。未来大の松原仁教授や柳英克教授を中心に学生も交え、産学連携で取り組んでいる。ことし2月には地元企業や市民有志らで実行委を組織し、市民の会の設立準備を進めてきた。

 巨大イカロボットは全長約5メートル、重さ数トンになると想定。このミニチュアとなる試作品は、全長1・5―2メートル、重さ100―200キロで、制作費は約500万円を見込む。イカ踊りをしているように足や目が動いたり、体が光ったりするなどの機能を搭載する考え。

 インターネットや携帯電話で制御する機能も備える。インターネットを通じ、世界中からロボットにアクセスでき、函館に関心を持つきっかけにする。デザインは親しみやすさや、かわいらしさ、函館の夜景をほうふつさせる美しさを集約する。

 今後はホームページの公開やシンポジウムの開催、愛称の公募などを予定している。藤井会長は「市の知的財産である未来大など高等教育機関のノウハウを生かし、水産都市に特化した街のシンボルをつくるため、プロジェクトを成功させたい」と話している。

 会員は随時募集しており、会費は個人3000円、法人・団体1万円。問い合わせは事務局TEL0138・26・8005。

提供 - 函館新聞社



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