函館―青森間2時間で リベラが来夏、高速フェリー導入

update 2006/5/30 11:05

 昨年8月に東日本フェリーを吸収合併した、海上運送業のリベラ(広島県呉市)が、函館―青森間に高速フェリー2隻を導入する。就航は2007と08年の夏ごろを予定し、同路線の運航時間約3時間50分を約2時間に短縮する。

 導入されるのはオーストラリアのインキャット社製の双胴型高速船で、航行抵抗や波による衝撃が少なく、高速性能や安全性が高いなどの特徴がある。船体の全長は112メートル、幅は30・5メートル、総トン数は5500トン、最高速度は時速約67キロと現行(約32キロ)の2倍以上。最大で乗客800人、普通乗用車420台を積載できる。

 1隻当たりの建造費は約80億円で、1隻目は来年6月中旬、2隻目は再来年6月中旬の完成後、早期に就航したい構えだ。また、同路線では現在4隻体制で1日9往復を運航しているが、導入後のダイヤなどについては、今後検討する。

 同路線での高速フェリーは、東日本フェリーが1997年から高速フェリーを就航し、悪天候による欠航率の高さなどから3年で撤退した経緯がある。同社は「学識経験者を交えての検証や同型船の視察も済ませているので問題ない」と説明し、「顧客サービスの向上に努めていきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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