7月に母校・遺愛で凱旋公演/豪で歌手活動の斉藤真弓さん

update 2006/5/29 11:56

 函館市出身で現在、オーストラリアで歌手として活躍する斉藤真弓さんが7月16日、母校の函館遺愛女子高校講堂で開かれる「Where the white Feather Lands… オーストラリアの風にのって白羽がたどり着くのは…」(道国際交流センター主催)に凱旋(がいせん)出演する。同国で師事する、ショーン・マーフィーさんがピアノ、演出を務める。斉藤さんは「函館の人に聞いてもらえる機会を得られうれしい。お世話になった人にぜひ聞いてほしい」と意欲を話している。

 斉藤さんは同校卒業後、東京の短大へ進学。演劇学校にも通い、音楽や演劇を学び、テレビ、映画、舞台で活躍した。1988年から2年間、オーストラリアに留学。旅行に関するツーリズムを学んだ。90年、日本に戻り、フリーの役者として活躍。数々のミュージカルに出演した。

 98年、今度は自然療法学を身につけようと、再び渡豪。「芸能活動はしないつもりだった」と語るが、1年後、斉藤さんの経歴を知る人からテレビ出演を依頼され、活動を再開。歌に取り組んだ。

 2001年、メルボルンで開かれた音楽祭「ジャズ アニュアル」で最優秀賞を受賞し、本格的に芸能活動に取り組むことになった。オペラ歌手のマーフィーさんと知り合い、研さんを積み、現在はポップスを中心に活躍中。「マーフィーに私の良いところをすべて出してもらった」と話す。03年、同国の永住権を取得した。

 日本では舞台経験は豊富だが、歌手としてステージ経験はなかった。日豪交流30周年の節目の年のイベントとして故郷に錦を飾らせようと関係者が働きかけた結果、4月上旬に開催が決定。日豪交流30周年を記念したイベントとして、オーストラリア大使館公式事業認定の受けた。

 「函館公演が決まったときはうれしかった。でも、1番聞かせたかった人は来れないのです」。遺愛高校時代、一番世話になった恩師、長谷川守さんがことし4月5日に亡くなった。「先生のために特別な曲を用意したい。楽しく聞いてもらえるステージにします」と意欲満々だ。

 公演は入場無料だが整理券が必要。整理券は函館市元町14の道国際交流センター(TEL0138・22・0770)または同市本町31のいしい画廊(TEL同31・1302)で扱っている。公演の問い合わせは道国際交流センターへ。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです