コイの姿無く「寂しい」…五稜郭公園 今冬の300匹大量死で

update 2006/4/22 13:33

 この冬、堀のコイが大量死した函館市五稜郭町の函館五稜郭公園では、コイの姿がすっかり見られなくなった。地元住民らは、見慣れたコイがいなくなり、「寂しい」と口をそろえる。

 これまで、コイのほか、フナやナマズの姿が見られた。しかし21日、魚が集まる「二の橋」からは、外来魚のブルーギルが群れている様子しか確認できなかった。

 今冬、堀から回収された死がいは約300匹に上る。これらのコイは、時期は不明だが、市民が手放し、自然増殖したとみられる。市はコイを管理しておらず、大量死についても原因解明までの対応は取っていない。

 コイは冬期間、凍結していない狭い水域に集まっていた。同公園管理事務所の細越基尋主任管理員は「狭い場所に密集し、活発に動いていたため、酸欠死した可能性が高い」と話す。

 群馬県みなかみ町から訪れた西村薫さん(75)は函館生まれで、この時期になると毎年函館に帰ってくる。「コイが例年通りいると思っていた。私の癒し場所なので、いないのはとても寂しい」と落胆した様子。毎日同公園を散歩している男性も「ことしは1匹も見ていない。あれだけ大きなコイがいないのは寂しい」と話していた。

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