新五稜郭タワーで内覧会

update 2006/3/28 10:10

 五稜郭タワー(函館市五稜郭町、中野豊社長)は27日、4月1日開業の新タワー(高さ107メートル)に同市内の観光業者ら約600人を招き、内覧会を開いた。来場者は、地上90メートルの展望台から見渡せる市内一円の光景に目を見張り、生まれ変わった観光スポットに期待を寄せた。

 新タワーの建設は、総工費30億円をかけて一昨年11月に着工。昨年5月に現タワーの高さ54メートルを上回り、同10月には地上で組み上げた重さ約1200トンの展望台を持ち上げる作業を済ませた。塔の断面が星形をしているのが特徴で、展望台も五角形にするなど、五稜郭にこだわった造り。

 1階には、円筒形の壁面に錦絵をあしらったチケットカウンターを設置。展望台へのエレベーター乗り場前の床面には、直径6メートルのガラス板が敷かれ、床下には函館の地形をしたディスプレーが備えられている。

 2基のエレベーター内には、ブラックライトの照明が幻想的な空間を演出。2層構造の展望台は、地上からはそれぞれ高さ86メートル、90メートルで、計約500人を収容できる。下層部にはカフェスタンドや売店、上層部には五稜郭の歴史的情景を思い起こさせる模型、パソコンで五稜郭にまつわる情報を検索できるコーナーなどが設けられている。

 展望台の売店に勤める岡本美恵子さんは「これまでとは違う大パノラマに新たな感動を覚える。新事業に携われた喜びをかみしめながら、現タワーでの経験や思い出を生かしていきたい」と話していた。

 新タワーの営業開始は、4月1日午前9時から。開業後に現タワーを解体し、跡地に屋内イベント広場などを設け、12月1日にグランドオープンする。

提供 - 函館新聞社



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