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福岡の児童劇団が函館公演

update 2006/3/28 10:10
 箱館戦争を舞台に医師・高松凌雲と新撰組元副長土方歳三の2人を中心に描いた舞台劇「箱館戦記〜新章〜静かなる獅子」(実行委主催)が27日夜、函館市芸術ホールで開かれた。演じたのは、凌雲の出身地、福岡県小郡市の児童劇団「みくにっこ劇団レインボーキッズ」。小中学生ら35人が熱演した。戦争の悲惨さや凌雲の献身的姿を懸命に演じた子どもたちの姿が、約600人の観客の心をつかみ、盛大な拍手が送られた。

 公演前、平安正知小郡市長が「小郡と函館を結ぶ交流の懸け橋になってほしい」とあいさつ。

 ストーリーは、史実にフィクションを織り交ぜ、博愛精神で傷病兵の治療に当たる凌雲と、戦いの中に死に場所を求める土方の生き方の違いを通じ、戦争の悲惨さや命の重みに迫った。8歳という設定の新渡戸稲造が「どうして大人はこんな汚いことをするんだ」と、戦争の醜い部分を子どもの視点で訴えた。

 演技のほか、息の合ったダンスや、せりふで観客の笑いや拍手を誘った。客席に高松凌雲の本を「小郡市からのプレゼント」と渡す一幕も。

 クライマックスは「おごおり七夕太鼓白鷺会」の生演奏で、出演者が入り交じっての殺陣シーン。迫力あふれる太鼓の音色と、子どもたちの動きに観客は引き寄せられていた。

 カーテンコールは、割れんばかりの拍手。出演した子どもたちはホールで「ありがとうございました」と観客を見送った。

 実行委の島崎敬子さんは「磨けば光る原石のような子どもたちの可能性を感じました。これからもっと成長して、函館でまた会いたいですね」と話していた。
提供 -- 函館新聞社


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